みなさんは、日経新聞を購読されていますか?
管理人は金融機関に長く勤めていたため、これまでずっと日経新聞を購読してきました。
とはいえ、「月額料金が高い」「紙面は情報量が多すぎて読み切れない」「電子版でも結局、1日2〜3記事しか読まない」といった悩みがあり、解約に踏み切れずにいました。優良な記事も多く含まれているだけに、もったいないと感じていたのです。
そこで思い切って、日経新聞を解約し、「無料会員+週1紙日経」のルーティンに切り替えてみたところ、大幅な節約と、必要十分な情報インプットの両立ができるようになりました。
日本経済新聞の料金プラン
まずは、日経新聞の料金プランを確認しておきましょう。
プラン | 料金 | 内容 |
---|---|---|
日経電子版 個人プラン | 4,277円/月 | ・朝刊・夕刊+有料記事読み放題 ・縦書き横書き2つのアプリ ・気になるテーマを自動収集 |
日本経済新聞(宅配) | 朝刊のみ:4,800円/月 朝刊・夕刊:5,500円/月 | ・自宅などに毎日配達 ・大きな紙面で一覧 ・厳選記事を重要度順に |
日経電子版 + 日本経済新聞(宅配) | 日経電子版 + 朝刊のみ: 5,800円/月 日経電子版 + 朝刊・夕刊: 6,500円/月 | ・電子版・紙の両方が読めるお得なプラン |
最もリーズナブルな電子版でも月額4,277円と、決して安いとは言えません。
電子版と紙面(宅配)のメリット・デメリット
管理人は、初期は紙の新聞(宅配)を購読していましたが、平日は読む余裕がなく、ほとんどが未読のままゴミ箱行きに…。その後は、電子版に切り替えて長らく購読していました。
それぞれを使い比べてみて感じたメリット・デメリットは以下の通りです。
プラン | メリット | デメリット |
---|---|---|
電子版 | ・電車の中などで気軽に読める ・記事検索やクリッピングが便利 | ・関心のある記事しか読まない傾向に ・斜め読みが多く、記憶に残りにくい |
紙面(宅配) | ・毎日家に届くので「読まなきゃ」という習慣がつきやすい ・見出し(レイアウト)で大事な記事が一目でわかる ・記憶に残りやすい | ・料金が高い ・忙しいと読まずに終わりがち |
個人的には、「紙」の方が読書やインプットには適していると感じます。電子よりも目に入る情報量が多く、没頭しやすいからです。
とはいえ、平日は仕事が忙しく、紙面にじっくり向き合う時間はとれません。スキマ時間には電子版が便利ですが、興味のある記事だけを斜め読みして終わってしまいがち。その結果、豊富なコンテンツを十分に活用しきれず、モヤモヤしていました。
一方で、電子+紙のセットプラン(月5,800円)はやはり高額…。
そこで導入したのが、「無料会員+週1紙日経」ルーティンです。
「無料会員+週1紙日経」のメリット
このルーティンのメリットは、以下の3点に集約されます。
- 無料会員でも記事の大枠はつかめる(無料記事もそこそこある)
- 週末など時間があるときに、紙媒体でじっくりインプットできる
- 購読料を大幅に節約できる
それぞれ、詳しく見ていきましょう。
「無料会員」でできること

無料会員でも、日経電子版のトップページは有料会員と同じ構成で閲覧可能です。
もちろん、記事の全文閲覧はできませんが、冒頭の5〜6行が読めるようになっており、記事の要点は十分つかめます。
読みたい記事があれば、その日の紙面をコンビニなどで1部だけ購入すればOK。無駄な購読料は発生しません。
- 各セクション(トップ、速報、経済、マーケット、国際など)の見出し閲覧
- 一部の無料記事の全文閲覧
- 有料記事の冒頭(5〜6行)閲覧
- 有料記事の全文閲覧
- 朝刊・夕刊のレイアウトビュー
- Myニュース(クリップ・フォロー機能など)
Xで日経をフォローするのもおすすめ
Xで日経のアカウントをフォローしておけば、重要なニュースを取りのがす心配もありません。
日経のXは、総合的な「電子版」アカウントだけでなく、「金融」「マーケット」「ビジネス」「テック」などテーマ別のアカウントもあるため、関心のあるアカウントをフォローしておくのがおすすめです。
時間があるときは紙面で集中インプット

週末などじっくりインプットする時間があるときは、紙媒体で新聞を読むのが断然おすすめです。
電子版だけに慣れている方は、紙面の情報量や一覧性に驚かれるはずです。落ち着いた時間に、コーヒーを片手にゆっくり読むと、大量の情報を効果的にインプットすることができます。
特に土曜日の朝刊がおすすめ。価格はたったの200円。
土曜版をおすすめする理由
日経を紙で読むなら、断然土曜版がおすすめです。理由はこちら:
- 金曜日までのマーケット情報が網羅されている
- 「プラス1」などの特集で、暮らし・教養・マネー記事が豊富
- 日曜はThe STYLE(文化・アート中心)などで経済記事が少なめ
土曜紙面を毎週買ってじっくり読むのを基本としつつ、平日気になった記事があればその日の紙面を追加購入、という運用もおすすめです。
コストはたった月800円
毎週土曜日だけ新聞を購入する場合、月にかかる費用は800円(200円×4回)。電子版の月額4,277円と比較すると、3,500円近くの節約になります。
たとえ週2回購入したとしても、月額1,600〜1,800円で済むため、十分すぎるほどリーズナブルです。
実際にこのルーティンを続けてみると、電子版(無料)で平日の主要ニュースをカバーしつつ、週末には紙面で深く吸収できるため、情報量はむしろ増えた実感があります。
浮いたお金で毎月1〜2冊、本を買って読むというのも、非常に良い選択肢ではないでしょうか。
不足する情報は「NHKニュース」で補完
「無料会員+週1紙日経」では十分とはいえ、「毎日もう少しニュースを読みたい!」という方には、「NHKニュース」での補完をおすすめします。

無料で読めるとは思えないほど、質が高く、内容も豊富。政治・経済から国際、生活情報まで広くカバーされており、日経の補完として非常に優秀です。
スマートニュースなどでも幅広い記事が読めますが、日経の補完としては質と量の面でNHKニュースが最適です。
NHKニュースのXのアカウントもあるので、こちらもフォローしておくと便利です。
まとめ
この記事では、「無料会員+週1紙日経」という新しい情報収集スタイルをご紹介しました。
- 電子版を使いこなせていない方
- 賢く節約しながら、情報インプットを続けたい方
そんな方にぴったりの方法です。
日経を購読していないと不安…という方も、一度このルーティンを試してみて、自分にとって最適なバランスを探してみてはいかがでしょうか。

