【読書マーカー革命】ダーマトグラフとは?蛍光ペンに代わる最強の書き込み道具

読書をしていると、重要な箇所や後で振り返りたい部分にマーカーを引きたくなりますよね。

ですが、蛍光ペンやボールペンで本にマークを付けると、にじんだり、裏に移ったりして、ページをめくるたびに小さなストレスを感じることがあります。

そんな悩みを解消してくれるのが、「ダーマトグラフ」

このアナログな筆記具は、紙の本との相性が抜群で、滑らかな書き心地、耐久性の高さ、そして裏移りしない特性が、読書体験を一層豊かにしてくれます。

この記事では、実際にダーマトグラフを使ってみた感想を交えながら、読書に最適な理由をご紹介します。これを読めば、きっとあなたもダーマトグラフを試してみたくなるはずです!

目次

ダーマトグラフとは?

ダーマトグラフは、もともとは建築設計やデザイン業界で使用されていた特殊な筆記具です。

名前の「ダーマトグラフ」は、「Dermato-(皮膚)」と「Graph(書く)」から来ており、非常に滑らかな書き心地が特徴です。まるで手のひらに吸い付くような感覚で、筆圧をかけなくてもスムーズに書けるので、長時間使っても疲れにくいのが魅力です。

さらに、ダーマトグラフのインクは水や湿気に強く、長期間使っても色が薄れません。どんな表面にも鮮明にマークを残せるため、読書やメモ書きにおいて、一般的な蛍光ペンやボールペンよりも圧倒的に優れた選択肢となります。

価格とカラー

ダーマトグラフには、油性タイプ水性タイプの2種類があります。見た目はほとんど同じですが、用途によって適したタイプが異なります。

読書や紙の本への書き込みには、油性タイプが断然おすすめ。裏うつりしにくく、軽い力でなめらかに線が引けて、しっかりと色が残るのが特徴です。長期保存にも適しており、マークした箇所を後から見返すのにぴったりです。

一方の水性タイプは、水拭きで消すことができるのが特徴で、ガラスやホワイトボードなどツルツルした面への一時的な書き込みに向いています。紙にも書けますが、読書用途で使うと滲んだり消えやすくなったりするため、やや不向きです。

価格はいずれのタイプも1本130円~250円程度(税込)。発色・書き心地・長持ちの三拍子が揃っており、とてもコスパの良いアイテムです。

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カラーは、白・黄・橙・桃・赤・茶・黄緑・緑・水色・藍・紫・黒の全12色展開。どれも発色がきれいで、目に優しい色味なので、紙面の邪魔をせずしっかりとマークができます。

さらに、12色がセットになったボックスも販売されており、色を使い分けながら読書を楽しみたい方にはこちらもおすすめです。

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使用している著名人

ダーマトグラフは、ビジネスパーソンや作家、アーティストなど、紙と向き合う時間の長い人々から高く支持されています。​特に、独立研究者で著作家の山口周氏は、自著『読書を仕事につなげる技術』の中で、ベッドに寝転びながら本を読む際、蛍光マーカーではシーツを汚すおそれがあるため、ダーマトグラフを重宝していると述べています。

また、元NewsPicks編集長の竹下隆一郎氏は、書評家の三宅香帆氏とのYouTube番組内でダーマトグラフを紹介し、その使用感を高く評価しています。 ​

愛用者からは、「普通の蛍光ペンやマーカーよりも疲れにくく、見返したときにストレスがない」「読書ノートや書き込みにぴったり」といった声が寄せられています。

ダーマトグラフが読書に最適な理由

ここでは、ダーマトグラフが読書の書き込みにぴったりな5つの理由をご紹介します。

①とにかく書き心地が気持ちいい

ダーマトグラフの最大の魅力は、なめらかな書き心地。筆圧をかけなくてもスルスルと線が引けて、長時間使っても手が疲れません。集中して本を読み込むときも、マークが自然に手に馴染む感覚です。

②裏うつりしにくいから安心

薄い紙の本や文庫でも安心。蛍光ペンやボールペンのように、次のページにインクがにじむ心配がほとんどありません。線を引くたびに「これ、裏に出てないかな?」と気にするストレスがなくなります。

③目にやさしく、でもちゃんと目立つ

ダーマトグラフは、色が鮮やかでありながらも目に優しいため、長時間使っていても目が疲れにくいのがポイントです。蛍光ペンやボールペンの強い色合いではなく、適度に目立つ色で強調できるので、読書に集中しやすくなります。例えば、黄色や水色は特に読みやすく、内容をしっかりと強調できます。

④カバンにそのまま放り込んでもOK

芯はやわらかいのに意外と折れにくく、ペン先がむき出しでも安心。キャップがなくても扱いやすいのがうれしいポイントです。そのまま持ち歩いても、インクが漏れたり、汚れたりする心配が少なく、外出先での読書にもぴったりです。

⑤コスパ最強

ダーマトグラフは1本132円(税込)で、とにかく長持ち。芯の減りがゆるやかで、蛍光ペンのように何本も買い替える必要がありません。

読書が好きな人ほど、マーカーひとつで体験が変わります。ダーマトグラフは、派手さはないけれど、「ずっと使いたい」と思わせてくれる、そんな道具です。

ダーマトグラフの使い方

ダーマトグラフの使い方のポイントを、以下にまとめました。​

書き込みのコツ

読書に色を使い分けるだけで、理解も記憶もぐっと深まります。

たとえば、初読は黄色で軽くマーク、再読では水色や赤で強調。線の色が変わることで、「いつ・どこに注目したか」が一目でわかり、あとからの振り返りもスムーズです。

芯の出し方

ダーマトグラフは、鉛筆削りを使わずに芯を出す独特の構造を持っています。​

軸に巻かれた紙の先端にある糸をくるっと引けば、ミシン目が入り、その部分から紙を手でむくだけで芯が出てきます。好みの長さ(5mm前後が目安)までむけば準備完了。

手軽に調整できて、鉛筆削りが不要なのも嬉しいポイントです。

まとめ

ダーマトグラフは、読書における書き込みをぐっと快適にしてくれる、頼れる一本です。

滑らかな書き心地、裏移りしにくさ、目に優しい発色、持ち運びやすさ、長持ちする耐久性、そして価格以上のコスパ──どれをとっても、読書のお供として心強い存在です。

もし今まで、蛍光ペンやボールペンで「なんかちょっと違う…」と感じていたなら、ぜひ一度、ダーマトグラフを手に取ってみてください。マークするたびに、本ともっと仲良くなれる感覚が味わえるはずです。

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